ジュラシック・パーク Wiki
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”パキ...パキケ...えぇい、丸い模様のある、デカい頭のだ!”

ローランド・テンボ

概要[]

パキケファロサウルス(Pachycephalosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜である。

概要[]

白亜紀後期の北アメリカに生息していた草食恐竜で、小柄な体躯と頭に備え付けられたドーム状の石頭が特徴である。

ひときわ目立つ石頭は、厚さおよそ30㎝もの骨のカタマリで構成されておりとても頑丈だった。 そんな彼女の頭頂めがけて空手チョップなどしようものなら、たちまちこちらの手が粉砕されて泣きを見ることは火を見るより明らかだろう。

パキケ 化石
頑強たるその頭蓋骨

発見された当時は、群れを統制するリーダーを決める時や、可憐なるメスのパキケファロをめぐって己の未来をかけた戦いを繰り広げるためのツールとして、分厚い石頭を使っていたのではないかと予想されていた。 図鑑の絵などにも互いの頭をゴッツンコさせて戦う姿が決まって描かれていたことから、図鑑に噛り付いていた恐竜キッズの方達は「パキケ=石頭でケンカする恐竜」という図式が脳内で出来上がっていることだろう。

ところが、発見された化石を調べてみても彼らが頭突きで戦った証拠はなに1つ存在しない上に、骨格の構造上頭をぶつけあった際に発生する衝撃に耐えきれず、首の骨が脱臼、最悪骨がポッキリ折れてたちまちその場であの世行きという研究結果が出ている。

そんなさっきまで命だったものが辺り一面に転がるなどという生活をしていたら、とても数万年間生きていけないということで、現在ではその頑強な頭は武器としてではなく、ディスプレイとして使っていた可能性があると指摘されている。

つまり彼らは群れのリーダーや嫁探しをする時、互いの頭を見せ合って優劣を決めていたということになる。 例えるならツルッパゲのオヤジがどちらの方がハゲているかいざ勝負勝負とやっているようなものである。 そんな居酒屋のノリみたいな感覚が彼らの生活習慣に盛り込まれていたと考えると、なんとも言えないところがある。

パキケ 化石2
とある白亜紀の風景(?)

とはいえ、これはあくまで骨格上で見た場合の話であって、筋肉や外見の構造などについては一切考慮されていない。

おまけにパキケファロサウルスは、未だ全身骨格がロクに発見されておらず、先程の骨格の構造も研究が進んでいる近縁種から流用しただけのことなので、今後化石や体組織の一部などが発見され、頭突きで発生する衝撃を逃がす構造が見つかれば、図鑑で見たあの猛々しい姿が本当であったと証明される可能性は十分にある。

シリーズにおける関わり[]

著名な恐竜ながらも、映画に登場した回数は結構少なく、どちらかといえばゲーム作品を中心に活躍している印象の方が強い。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]

パッキー1
パッキー3
パッキー4
パッキー2

シリーズ初登場作品。 パッキー(英名フライヤー・タック)」という愛称が便宜上付けられている。(ただし本編中では誰も呼ばない)

自身を捕まえようとした恐竜ハンターを、車のドアごとブッ飛ばすという力技をやってのけたが、大きな出番はこれだけにとどまり、後半には殆どを出していないなど、少々影が薄いところがある。

ジュラシック・ワールド[]

パッキー JW2
パッキーJW

パーク内で飼育されており、その内の1頭がフェンスを破ろうとして逃げたところをACUの職員によって捉えられていた。

地面に落ちた31アイスクリームのような体色をしたCGデザインが用意されたにも関わらず、生体としては登場したのはほんのちょろっとで、ジュラシック・ワールドがいかにガッチガチのセキュリティーで守られているのかを説明する要因としてその役を全うした・・・

とはいえ裏を返してしまえば、「パキケファロ程度に破られるほどのガバガバセキュリティーじゃ、いずれ大事故が起きるんじゃね? 」というイヤな予感もわずかながらに感じさせ、ここから数十分後、まさかそれが現実のものになろうとは、オリを破ったパッキーですら想像だにしなかっただろう。

ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

生体は登場しないものの、イスラ・ヌブラル島に野生の個体が生息しており、その内の何頭かが捕獲されアメリカに持ち出されたことが判明している。

最終的に捕まった個体がどうなったのかは不明だが、恐らく森か金持ちの家でよろしくやっているのではないかと思われる。

ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-[]

イスラ・ソルナ島にて野生の個体が登場。

崖付近に群れを成して生活していた描写がなされており、ご自慢の石頭を使って仲間とケンカに明け暮れたり、車のバンパーに体当たりしたり、サラが登ってる木にゴッツンコしたりした。

Site B: The Junior Novelization[]

映画と全く同じ活躍をする。

ジュラシック・パーク(ファミコン)[]

敵キャラクターとして登場。 プレイヤーに対して、強烈な頭突き攻撃をおみまいしてくる。

ただしゲーム内の描写を見るに、彼女らは自分たちのテリトリーを侵されたがゆえに攻撃していると捉えることもできるため、別に好き好んで襲っているわけではないのかもしれない。

そんなパキケファロサウルスは、銃弾1発あれば簡単に倒すことが出来るので、邪魔ならバカスカ撃っちゃいましょう。

パキケ G1
ゲーム画面
パキケ G2
コンセプトアート

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(AC)[]

ステージ2の道中に登場、プレイヤーに向かって群れをなして体当たりしてくる。

体にヒットさせることで倒せるが、ご自慢の石頭に当てると怯むだけで倒すことはできない。

前述の通りおびただしい数が群れをなして現れるものの、襲ってくるのはその内の一部であるため、落ち着いて対処すればそこまで恐れるほどの相手ではない。

ちなみに襲ってこない個体に発砲すると、画面に映るすべての個体がプレイヤーめがけて突進してくるため、ポイントを稼ぎたいという目論みがない場合はちょっかいをかけない方がいいだろう。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(PS)[]

人間、ラプトルがプレイヤーとなるステージの敵キャラクターとして登場。

映画に登場した時より体がひとまわり大きくなっており、恐らくこれが成体のパキケファロサウルスの姿だったのだと思われる。

Warpath: Jurassic Park[]

パッキー G4

プレイアブルキャラクターとして参戦。 ただし隠しキャラなため、解禁にはとある条件を満たす必要がある。

ご自慢の頭突きを使ってパワフルな攻撃を繰り出す、バイオレンスな戦法が持ち味。

ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]

飼育可能な恐竜の1体として出現。

パキケ G3

Jurassic Park: Explorer[]

ミニゲームをクリアすると、CGアートとパッキーに関するためになる情報が閲覧できた。

パッキー G5

経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]

飼育可能な恐竜の1体として出現。 星評価は5つ星中のわずか2つで、何故かホマロケファレより人気がない。

1つの檻に多数の個体を飼育していると、仲間内でケンカすることがある。 なお肉食恐竜には問答無用で狩られるので、必ず別々の場所で飼育すること。

Jurassic Park III: The DNA Factor[]

プレイヤーに立ち塞がる8番目の恐竜として登場。 大きな岩を砕いて攻撃してくる。


ジュラシックパーク・ビルダー[]

飼育可能な恐竜の一種として登場。

進化の系譜
パキケ JPB n
通常
パキケ JPB 20
Lv20
パキケ JPB 30
Lv30
パキケ JPB MAX
MAX


Jurassic World™: ザ·ゲーム[]

飼育可能な恐竜として登場。 レアリティは「レア」

体力と攻撃力が平均的というステータスで、特出するほどの強さを持っているわけではないが使えないことはない。

LEGO (R) ジュラシック・ワールド[]

ロスト・ワールド、ジュラシック・ワールドシナリオに登場。 条件を満たせばプレイアブルキャラとして使用も可能。

Jurassic World アライブ![]

アップデート1.6.20よりゲームに参戦した恐竜。 レアリティはエピック。

同じレアリティかつお仲間でもあるスティギモロクと比べると減速で相手の素早さを下げてから「一撃離脱」で殴るというデバフありきで戦うスタンスを取っている。

ジュラシックワールド・エボリューション[]

パキケ top3
パキケ top2
パキケ 一覧

飼育可能な恐竜の1体として出現。

抜群のネームバリューの割に、人気はいまひとつで飼育する際の条件も厳しめである。

かつてはご自慢の石頭を仲間内のケンカでしか使わず、大型小型問わず肉食恐竜に蹂躙されまくっていたが、アップデートによりラプトルくらいの大きさであれば戦うことが出来る様になった。

ジュラシックワールド・エボリューション2[]

飼育可能な恐竜として本作でも続投。

相変わらずカッコよさと可愛さを兼ねそろえたデザインをしているにも関わらず、攻略面における利便性が薄すぎる。

Jurassic Park Series 2[]

映画に登場していないが、玩具は発売されている。

The Lost World Series 1[]

映画カラーと謎めいた苔カラーが発売されていた。

Jurassic Park: Dinosaurs[]

ジュラシック・ワールド[]

おま国仕様で、以下の玩具が発売されていた。

ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

やたらめったら数が多いが、これらの内いくつかは国内でも発売されていた。

カードゲーム[]

ジュラシック・パークⅢ公開時に発売されていたカードゲーム。

トリビア[]

  • 映画に登場したパキケファロサウルスは、スコット・ストッダードによって彫刻および塗装がなされ、ジェフ・エドワーズとリッチ・ホーゲンによって機械化された。 最大で長さ2.4m、高さ1.5mのスケールである。
    • 全部で3つの模型が作成されており、全体が作られた油圧式のパペット、頭のみ、そして映画最大の見どころである恐竜ハンター団の車両に頭突きする際に使用したものが存在した。 ちなみにカラーパタンは2種類あったという
    • 同映画において、クローズアップショットで抜かれた恐竜の中で唯一CGが使われなかったのは、パキケファロサウルスのみである。
  • ロスト・ワールドにおけるパキケファロサウルスは幼体であり、成体はジュラシック・ワールドが公開されるまでの間、映像作品内で登場することは一切なかった。
  • 鳴き声はハゲタカ、ヒツジ、ヤギの鳴き声を合成したものと言われている。

ギャラリー[]

パキケ s1
Jurassic Park: Institute
パキケ s2
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
パキケ s4
Jurassic World Dinosaur Field Guide
パキセファロサウルス
ジュラシック・ワールド/u>
パキケ s3
ジュラシック・ワールド/炎の王国

・コンセプトアート[]

脚注[]


関連項目[]

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