『ジュラシック・ワールド』(JURASSIC WORLD)は、2015年に公開された映画。『ジュラシック・パーク』のシリーズ4作目。前作『ジュラシック・パークIII』以来14年ぶりの新作で、スピルバーグは製作総指揮を担当。
ストーリー
事故の起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年、島はマスラニ・グローバル社に買収され、社長のサイモン・マスラニは新たな観光施設「ジュラシック・ワールド」をオープン。ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなど目当てにパークには毎日二万人の旅行者が訪れ、成功を収めていた。さらなる人気を獲得しようと遺伝子操作により新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出し、飼育するための防壁が適当かどうかを飼育係オーウェンに評価させるようにサイモンは運営責任者のクレアに命じる。
ときを同じくしてクレアを訪ね甥っ子たちが遊びに来ていたが、業務に追われる彼女は構うことができず、アシスタントに世話をさせていた。
クレアはサイモンの指示通りに、かつてデートもしたことのある知らない仲ではないオーウェンに会いに行き仕事を要請する。当初からインドミナス・レックスの危険性を警告していたオーウェンだったが、しぶしぶ仕事を受け入れ飼育エリアに向かうとそこにインドミナス・レックスの姿は見えず、内部の防壁に真新しい爪痕が残されていた。 しかしそれは脱走を装った、インドミナス・レックスの罠でありオーウェンらは襲撃され、職員二人が捕食されてしまう。そしてほんとうに脱走した凶暴で高い知性をもったインドミナス・レックスにより、パークは危機に陥る。
キャスト
- オーウェン・グレイディ
- クリス・プラット、(劇場吹替)玉木宏、(テレビ吹替)山本耕史
- クレア・ディアリング
- ブライス・ダラス・ハワード、(劇場吹替)木村佳乃、(テレビ吹替)仲間由紀恵
- グレイ・ミッチェル
- タイ・シンプキンス、(劇場吹替)松岡茉優、(テレビ吹替)村瀬歩
- ザック・ミッチェル
- ニック・ロビンソン、(劇場吹替)内山昂輝、(テレビ吹替)上村祐翔
- サイモン・マスラニ
- イルファン・カーン、(劇場吹替)大塚芳忠、(テレビ吹替)江原正士
- ヴィック・ホスキンス
- ヴィンセント・ドノフリオ、(劇場吹替)石塚運昇、(テレビ吹替)玄田哲章
- バリー
- オマール・シー、(劇場吹替)安元洋貴、(テレビ吹替)星野貴紀
- ヘンリー・ウー
- B・D・ウォン
- ロウリー・クルーザース
- ジェイク・ジョンソン
- ヴィヴィアン・オキアミ
- ローレン・ラプカス
- ザラ・ヤング
- ケイティ・マクグラス
映画に登場する恐竜
- インドミナス・レックス
- ヴェロキラプトル
- ティラノサウルス
- モササウルス
- アパトサウルス
- アンキロサウルス
- ガリミムス
- パキケファロサウルス
- ディモルフォドン
- プテラノドン
- メトリアカントサウルス
- パラサウロロフス
- ステゴサウルス
- エドモントサウルス
- スコミムス
- プテラノドン
- トリケラトプス
製作
2014年4月11日オアフ島のホノルル動物園でクランクイン、ニューオリンズ、NASAの施設でも撮影が行われ2014年8月にクランクアップ。 ジュラシック・パークIIIまでアニマトロニクスを担当していたスタン・ウィンストンが2008年に亡くなり、本作よりレガシー・エフェクツが担当。